トヨタ車のリセールはいい?残価率の高い車種一覧

トヨタ車のリセール。残価率の高い車種一覧

世界でもトップメーカーであるトヨタ車は中古車市場でも人気が高いため、買い取りや下取りなどのリセールで高額となる車種が多くあります。

しかし、トヨタ車に乗っていても愛車の価値を把握していなければ、買い替えなどで愛車を手放す際に低い金額で査定される場合があります。

この記事では、新車価格に対する買取価格の割合である残価率が高いトヨタの車種を紹介しています。

今トヨタの車から買い替えや、トヨタの車の購入を検討している人は、是非参考にしてください。

〇この記事でわかること

  • 残価率は新車からの経過年数が長いほど下がる
  • トヨタ車の中でもSUVやミニバンの残価率が高い
  • SUVやミニバンはトヨタ車以外でも残価率が高い車種がある
  • セダンなどの人気が低い車種はトヨタ車でも残価率が低い

なお、この記事では、トヨタ自動車株式会社の公式サイトにある買取参考価格情報をもとに残価率を算出しています。

SUVやミニバンの残価率は非常に高い

残価率が非常に高いSUVやミニバン

トヨタ車の中でも、特にSUVやミニバンなどのボディタイプの人気が高く、残価率も高い車種が多くあります。

残価率は、新車価格に対する買取価格の割合であるため、買取価格が高いほど残価率も高くなります。

買取価格の決定要因の中でも新車からの経過年数による影響は大きく、経過年数が長くなるほど残価率は下がります。

新車からの経過年数と残価率の関係

経過年数残価率
3年50~60%
5年40~50%
7年20~30%
10年5~10%

上記のとおり、新車から5年経過すると残価率は50%を下回りますが、トヨタには残価率が50%を超える車種が沢山あります。

トヨタの中でも特に残価率が高い車種は、以下のとおりです。

特に残価率が高いトヨタ車

残価率が特に高いトヨタ車
  • ランドクルーザー
  • ランドクルーザープラド
  • ハリアー
  • C- HR
  • アルファード
  • ヴェルファイア
  • ヴォクシー
  • ノア
  • ハイエース
  • ハイラックス

SUVやミニバンは人気が高いため、トヨタ車でも残価率が高い傾向にあります。

それでは、ボディタイプごとに一つずつ詳しく見ていきます。

高い残価率のSUVはランドクルーザーなど4車種

高い残価率のSUV、ランドクルーザーなど4車種

トヨタで取り扱っているSUVで、残価率が高い傾向にある車種は以下のとおりです。

トヨタのSUVのおおよその残価率

車種名新車から3年経過時の残価率新車から5年経過時の残価率
ランドクルーザー75~85%
ランドクルーザープラド75~85%70~80%
ハリアー70~85%50~60%
C-HR70~80%55~65%

特にランドクルーザーやランドクルーザープラドは、新車価格が高額であるものの人気が高いため、新車から5年経過しても残価率が80%を超える場合があります。

各メーカーで人気があるSUVのおおよその残価率は、以下のとおりです。

他のメーカーのSUVのおおよその残価率

メーカー名車種名新車から3年経過時の残価率新車から5年経過時の残価率
ニッサンエクストレイル50~65%40~50%
ニッサンキックス60~70%
ホンダヴェゼル65~75%50~65%
ホンダCR-V75~85%75~85%
マツダCX-560~70%45~60%
マツダCX-855~65%40~55%
三菱アウトランダー55~65%45~55%
スバルフォレスター70~80%55~65%

他のメーカーでも残価率が高い車種がありますが、トヨタ車の残価率と比べると低めとなっています。

ランドクルーザー

ランドクルーザー

ランドクルーザーは、後の陸上自衛隊となる警察予備隊の入札用として開発されました。

そのため、悪路でも難なく走行できる操作性と高い耐久性が特徴であり、発売から70年以上経過してもアウトドアが好きな人を中心に高い人気があります。

新車から3年経過したランドクルーザーの買取参考価格情報は掲載されていませんが、トヨタ認定中古車を取り扱っているGAZOOでは、以下の価格で販売されています。

グレード年式車両価格走行距離ボディカラー
ZX2020年式765万円29,000kmブラック

同じグレードの新車価格は634.0万円であるため、中古車販売価格での残価率は120.7%となります。

従って、新車から3年経過したランドクルーザーは、車の使用状態によっては新車価格に近い金額でリセールできる可能性も十分にあります。

一方、新車から5年経過したランドクルーザーの残価率例は、以下のとおりです。

グレード新車価格買取参考価格残価率
GX437.8万円337万円77.0%
AX475.4万円405万円85.2%
AXG542.0万円452万円83.4%
ZX632.0万円544万円86.1%

一番低いグレードであるGXを除いて残価率は80%を超えているため、ランドクルーザーは新車価格は決して安くないものの、リセールまで考慮すると経済的な車といえます。

ランドクルーザープラド

ランドクルーザープラド

ランドクルーザープラドは、ランドクルーザーの足回りの軽量化や排気量を抑えるなど乗用車向けに改良された車です。

当初はランドクルーザーワゴンやランドクルーザーIIなどの名称で発売されていましたが、1990年のモデルチェンジ時にサブネームが付いたランドクルーザープラドとなりました。

発売以降低価格なランドクルーザーとして現在でも人気がありますが、2023年8月2日に後継者であるランドクルーザー250の発表に伴い、プラドの名称は廃止となりました。

新車から3年経過したランドクルーザープラドの残価率例は、以下のとおりです。

型式グレード新車価格3年経過時買取参考価格3年経過時残価率
GDJ151WTZ-G496.6万円392万円78.9%
GDJ150WTX384.5万円323万円84.0%
GDJ150WTX Lパッケージ432.2万円367万円84.9
TRJ150WTX327.6万円掲載なし
TRJ150WTX Lパッケージ374.8万円327万円87.2%
※いずれも2019年10月発売、2020年8月発売終了モデル、2020年式

新車から3年経過の残価率は80%を超えているグレードが多く、車の使用状態によっては新車価格に近い金額でリセールできる可能性もあります。

一方で、新車から5年経過したランドクルーザープラドの残価率は、以下のとおりです。

型式グレード新車価格買取参考価格残価率
GDJ151WTZ-G496.6万円340万円68.5%
GDJ150WTX384.5万円295万円76.7%
GDJ150WTX Lパッケージ432.2万円328万円75.9%
TRJ150WTX327.6万円263万円80.3%
TRJ150WTX Lパッケージ374.8万円289万円77.1%
※いずれも2018年式

いずれのグレードも5年経過時の残価率は3年経過時から10%程度は下がりますが、それでも十分に高い残価率であるため、高額でのリセールが期待できます。

ハリアー

ハリアー

ハリアーは同じSUVでもランドクルーザーやランドクルーザープラドとは違い、品質やデザイン、快適な乗り心地に重点を置いて開発されました。

1997年の発売以降、舗装された道路での性能を重視したクロスオーバーSUVの代表的な車として、世界的にも高い人気を誇っています。

新車から3年経過したハリアーの残価率は、以下のとおりです。

型式グレード新車価格買取参考価格残価率
ASU65Wエレガンス331.0万円275万円83.1%
ASU65Wプレミアム343.9万円278万円80.8%
ASU65Wプレミアム メタル アンド レザー パッケージ374.5万円285万円76.1%
ASU65Wプログレス393.0万円291万円74.0%
ASU65Wプログレス メタル アンド レザー パッケージ423.6万円306万円72.2%
※いずれも2019年10月発売、2020年6月発売終了モデル、2020年式

ランドクルーザーやランドクルーザープラドほど高くはないのの、一般的な新車から3年経過の残価率よりも高い数値となっています。

一方で、5年経過したハリアーの残価率は、3年経過の残価率から15~20%ほど下がっています。

型式グレード新車価格買取参考価格残価率
ASU65Wエレガンス331.0万円195万円58.9%
ASU65Wプレミアム343.9万円199万円57.9%
ASU65Wプレミアム メタル アンド レザー パッケージ374.5万円212万円56.6%
ASU65Wプログレス393.0万円219万円55.7%
ASU65Wプログレス メタル アンド レザー パッケージ423.6万円230万円54.3%
※いずれも2017年6月発売、2019年9月発売終了モデル、2018年式

5年経過したハリアーの残価率は50~60%であり、中には50%を下回る型式やグレードもあります。

ハリアーの残価率は、ランドクルーザーやランドクルーザープラドほど高くはなく、一般的な残価率よりも多少良い程度です。

リセール時に少しでも高い残価率となるように、車のメンテナンスや清掃をこまめに行いましょう。

C-HR

C-HR

TOYOTAの世界戦略SUVのキャッチコピーで発売されたC-HRは、多岐にわたって活躍できるコンパクトクロスオーバーSUVとして人気が高い車種です。

C-HRは、レースのベース車両として使用されるほど走行時の性能に重点を置いており、運転好きな人に向いている車種です。

さらに走行時の性能だけでなく、デザインもこれまでのトヨタのSUVとは違った斬新なものとなっています。

新車から3年経過したC-HRの残価率は概ね70%を超えており、一般的な残価率と比べても10~20%高くなっています。

型式グレード新車価格買取参考価格残価率
NGX10G-T242.2万円187万円77.2%
NGX10S-T218.1万円161万円73.8%
NGX50G-T260.2万円196万円75.3%
NGX50S-T236.1万円174万円73.7%
※いずれも2019年10月発売、2020年8月発売終了モデル、2020年式

グレードによって残価率が大きく変わらない点も、C-HRの特徴の一つです。

一方で、新車から5年経過したC-HRの残価率は、3年経過の残価率と比べて15%程度下がります。

型式グレード新車価格買取参考価格残価率
NGX10G-T241.2万円154万円63.8%
NGX10S-T212.0万円126万円59.4%
NGX10S-T LEDパッケージ217.2万円131万円60.3%
NGX50S-T LEDパッケージ235.2万円140万円59.5%
※いずれも2018年5月発売、2019年9月発売終了モデル、2018年式

C-HRは、2016年の発売開始から日が浅いものの人気がある車種の1つであり、現在もその高い人気が残価率にも反映されています。

アルファードなど4車種がミニバンタイプで高い残価率

ミニバンタイプで高い残価率

トヨタに限らず、ミニバンタイプはファミリー世帯を中心に人気があり、いずれのメーカーでも残価率は高めになっています。

トヨタでも多くのミニバンタイプの車種を発売していますが、その中でも以下の4車種が高い残価率で取り引きされています。

トヨタのミニバンにおける車種、経過年数によるおおよその残価率

車種名新車から3年経過時の残価率新車から5年経過時の残価率
アルファード75~85%
ヴェルファイア75~85%70~80%
ヴォクシー70~85%50~60%
ノア70~80%55~65%

新車から3年経過時は、どの車種も80%に近い残価率であるため、車の使用状態によっては新車価格に近い金額でリセールできる可能性もあります。

さらにアルファードとヴェルファイアは、新車から5年経過しても残価率は大きく下がらずに、80%程度で取り引きされています。

一方で、他のメーカーで人気があるミニバンの残価率は、以下のとおりです。

メーカー名車種名新車から3年経過時の残価率新車から5年経過時の残価率
ニッサンエルグランド50~65%45~55%
ニッサンセレナ55~70%55~65%
ホンダステップワゴンスパーダ75~85%45~60%
三菱デリカD:575~85%55~65%

いずれのメーカーも、新車から5年経過すると一般的な残価率の近くまで下がるため、リセール時にはトヨタ車のミニバンのほうが高くリセールできる可能性があります。

なおアルファードとヴェルファイア、VOXYとノアはそれぞれ発売やモデルチェンジも同じ兄弟車であり、同じ型式となっています。

アルファード

アルファード

アルファードは、車内空間の広さや快適性、内外装の高級感などがトヨタ車の中でも最上級クラスの大型ミニバンです。

従って子育て世帯だけでなく、多くの役所や企業の公用車、私用車としても人気がある車種の一つです。

新車から3年経過したアルファードの残価率は、以下のようにグレードによって違いが大きいものの、型式がAGH35Wのほうが高めとなっています。

新車から3年経過したアルファードの残価率の例

型式グレード新車価格買取参考価格残価率
GGH30W3.5GF484.0万円389万円80.3%
GGH30W3.5SC460.1万円記載なし
GGH30W3.5エグゼクティブラウンジ650.8万円451万円69.3%
GGH30W3.5エグゼクティブラウンジS664.6万円480万円72.2%
AGH35W2.5G412.6万円353万円85.6%
AGH35W2.5S371.1万円319万円86.0%
AGH35W2.5S Aパッケージ386.7万円337万円87.1%
AGH35W2.5S Cパッケージ429.0万円記載なし
AGH35WX335.7万円記載なし
※いずれも2019年10月発売、2020年1月発売終了、2020年式

残価率が高いものは85%を超えており、車の使用状態によっては新車価格に近い金額でのリセールも十分可能です。

一方で、新車から5年経過したアルファードの残価率は、3年経過と比べて10%程度下がります。

新車から5年経過したアルファードの残価率の例

型式グレード新車価格買取参考価格残価率
GGH30W3.5GF482.0万円339万円70.3%
GGH30W3.5SC458.1万円357万円77.9%
GGH30W3.5エグゼクティブラウンジ651.3万円387万円59.4%
GGH30W3.5エグゼクティブラウンジS665.1万円412万円61.9%
AGH35W2.5G410.6万円330万円80.4%
AGH35W2.5S369.1万円288万円78.0%
AGH35W2.5S Aパッケージ384.7万円298万円77.5%
AGH35W2.5S Cパッケージ427.0万円361万円84.5%
※いずれも2018年1月発売、2019年9月発売終了、2018年式

型式がAGH35Wを中心に、新車から5年経過しても残価率が80%を超える型式やグレードがあり、人気の高さがわかります。

アルファードを購入する際は、事前に残価率を確認した上で、より高い型式やグレードを選びましょう。

ヴェルファイア

ヴェルファイア

ヴェルファイアは、ネッツ店取り扱いであったアルファードVの後継車として発売されました。

上品さや洗練さが特徴であるアルファードに対し、力強さや先進性がヴェルファイアの特徴となっています。

そのため、当時はフロントなどのデザインが違うものの、エンジンや室内装備などはアルファードと共通のものが使用されていました。

現在のヴェルファイアはスポーティ路線に変更されており、エンジンやサスペンションなどもアルファードとは別のものが使用されています。

新車から3年経過したヴェルファイアの残価率は、型式やグレードによってかなり違いがあります。

新車から3年経過したヴェルファイアの残価率の例

型式グレード新車価格買取参考価格残価率
GGH30W3.5VL484.0万円333万円68.8%
GGH30W3.5ZG460.1万円352万円76.5%
GGH30W3.5エグゼクティブラウンジ650.8万円433万円66.5%
GGH30W3.5エグゼクティブラウンジZ664.6万円418万円62.9%
AGH35W2.5V412.6万円356万円86.3%
AGH35W2.5X335.7万円記載なし
AGH35W2.5Z371.1万円記載なし
AGH35W2.5Z Aエディション386.7万円339万円87.6%
AGH35W2.5Z Gエディション429.0万円371万円86.5%
※いずれも2019年10月発売、2020年1月発売終了モデル、2018年式

上記のとおり、型式がAGH35Wの場合は残価率80%以上が見込めますが、GGH30Wの場合は60~70%に下がる可能性が高くなります。

ヴェルファイアを購入する際もアルファードと同様、事前に残価率の高い型式やグレードを確認しましょう。

一方で、新車から5年経過した場合の残価率は、3年経過の残価率から10%程度下がります。

新車から5年経過したヴェルファイアの残価率の例

型式グレード新車価格買取参考価格残価率
GGH30W3.5VL482.0万円288万円59.8%
GGH30W3.5ZG458.1万円292万円63.7%
GGH30W3.5エグゼクティブラウンジ651.3万円354万円54.4%
GGH30W3.5エグゼクティブラウンジZ665.1万円360万円54.1%
AGH35W2.5V410.6万円295万円71.8%
AGH35W2.5X333.7万円263万円78.8%
AGH35W2.5Z369.1万円294万円79.7%
AGH35W2.5Z Aエディション384.7万円309万円80.3%
AGH35W2.5Z Gエディション427.0万円358万円83.8%
※いずれも2018年1月発売、2019年9月発売終了モデル、2018年式

上記のとおり人気がある型式やグレードであれば、新車から5年経過後であっても残価率80%を超える可能性が見込めます。

アルファードと比較してヴェルファイアの残価率はわずかに低い傾向にあるため、同じ型式やグレードを購入する場合は、より高額なリセールが期待できるアルファードを選びましょう。

ヴォクシー

ヴォクシー

ヴォクシーは、歴代のテレビCMで人気のある男性芸能人を起用しており、格好良さに力を入れたトヨタのミニバンです。

同じ車体でありながら販売店によって名称が異なるライトエース・ノアとタウンエース・ノアのそれぞれの後継車として、ヴォクシーとノアが発売されました。

従ってヴォクシーとノアも車体のサイズや燃費性能などほとんどが同じですが、外装のデザインは大きく異なり、ヴォクシーはスタイリッシュなフォルムが大きな特徴です。

新車から3年経過したヴォクシーの残価率は、概ね70%を超えており、高いリセールが期待できます。

新車から3年経過したヴォクシーの残価率の例

型式グレード新車価格買取参考価格残価率
ZRR85GV278.6万円206万円73.9%
ZRR85GX254.2万円191万円75.1%
ZWR80GハイブリッドV292.6万円210万円71.8%
ZWR80GハイブリッドX278.1万円206万円74.1%
※いずれも2019年10月発売、2020年4月発売終了モデル、2020年式

新車から3年経過したヴォクシーの残価率は、一般的な残価率と比べても10~20%ほど高くなっていますが、5年経過した場合の残価率は大きく下がります。

新車から5年経過したヴォクシーの残価率の例

型式グレード新車価格買取参考価格残価率
ZRR85GV277万円171万円61.7%
ZRR85GX250.2万円144万円57.5%
ZWR80GハイブリッドV291万円150万円51.5%
ZWR80GハイブリッドX279.1万円141万円50.5%
※2017年7月発売、2019年9月発売終了モデル、20218年式

上記のとおりハイブリッドタイプの残価率は、5年経過後の残価率は50%程度まで下がっており、一般的な残価率と大きな違いはありません。

しかし、その他の型式やグレードの残価率は60%程度であり、一般的な残価率よりも高くなっています。

ノア

ノア

ノアは、格好良さが特徴の兄弟車ヴォクシーと違い、上質感が特徴のミニバンです。

歴代のテレビCMもヴォクシーと違い、女性芸能人を起用しており、親しみやすい車種としても人気があります。

新車から3年経過したノアの残価率は、65~75%程度となる可能性が高いです。

新車から3年経過したノアの残価率の例

型式グレード新車価格買取参考価格残価率
ZRR85GG     278.6万円211万円75.7%
ZRR85GX254.2万円184万円72.4%
ZWR80GハイブリッドV292.6万円199万円68.0%
ZWR80GハイブリッドX278.1万円183万円65.8%
※いずれも2019年10月発売、2020年4月発売終了モデル、2020年式

上記のとおりヴォクシーよりも残価率が低くなる可能性があるため、外装にこだわらない人はヴォクシーを選びましょう。

一方で、新車から5年経過したノアの残価率の例は、以下のとおりです。

新車から5年経過したノアの残価率の例

型式グレード新車価格買取参考価格残価率
ZRR85GG277.0万円161万円58.1%
ZRR85GX250.2万円148万円59.2%
ZWR80GハイブリッドG291.0万円163万円56.0%
ZWR80GハイブリッドX279.1万円152万円54.5%
※いずれも2017年7月発売、2019年9月発売終了、20218年式

どの型式やグレード残価率も、一般的な残価率よりも僅かに高くなっており、車の状態によっては60%を超える可能性もあります。

ヴォクシーやノアの残価率は、同じミニバンのアルファードやヴェルファイアと比べて低くなりますが、他のミニバンよりも高くなる可能性が高く人気がある車種です。

ハイエースバンやハイラックスも高い残価率

残価率が高くなる傾向、ハイエースバンやハイラックス

残価率の高いトヨタ車は以下の通り、SUVやミニバン以外にもあります。

  • ハイエースバン
  • ハイラックス

ハイエースバンは自家用車としてだけでなく、貨物車として幅広い業種で使用されているため、残価率が高くなる傾向にあります。

一方でハイラックスは、国内全メーカーの中で唯一新車で発売されているピックアップトラックです。

ハイラックスなどピックアップトラックの流通量が非常に少ないため、ハイラックスの残価率も高くなる傾向にあります。

ハイエースバン

ハイエースバン

ハイエースは貨物性能が高いため、専門の中古車店やトヨタ製以外のパーツが製造、販売されるほど人気があります。

新車から3年経過したハイエースバンの残価率は、以下のとおりです。

型式グレード新車価格買取参考価格残価率
GDH206Vロング295.3万円196万円66.4%
GDH206VロングDX GLパッケージ311.2万円223万円71.7%
GDH206VロングルートバンDX293.3万円194万円66.1%
GDH221KSロングワイドDX288.4万円219万円75.9%
GDH221KSロングワイドDX GLパッケージ297.9万円227万円76.2%
※いずれも4ドア、2019年10月発売、2021年7月発売終了モデル、2020年式

いずれの型式、グレードも一般的な残価率よりも高くなっており、ハイエースバンの人気の高さがわかります。

一方で新車から5年経過した場合、3年経過した残価率よりも10%程度下がります。

型式グレード新車価格買取参考価格残価率
GDH206Vロング295.3万円177万円59.9%
GDH206VロングDX GLパッケージ311.2万円195万円62.7%
GDH206VロングルートバンDX293.3万円175万円59.7%
GDH221KSロングワイドDX288.4万円184万円63.8%
GDH221KSロングワイドDX GLパッケージ297.9万円191万円64.1%
※いずれも4ドア、2017年12月発売、2019年9月発売終了モデル、2018年式

上記のとおり、ハイエースバンは新車から5年経過した場合でも、型式やグレードを問わず高い残価率が期待できます。

ハイラックス

ハイラックス

新車から3年経過したハイラックスの残価率の例は、以下のとおりです。

型式グレード新車価格買取参考価格残価率
GUN125X307.5万円254万円82.6%
GUN125Z347.8万円286万円82.2%
GUN125Z ブラックラリーエディション366.8万円314万円85.6%
※いずれも2020年式

上記のとおり、グレードを問わず80%を超える残価率となっているため、車の使用状態によっては購入額に近い金額でのリセールも見込めます。

新車から5年経過した場合の残価率の例は、以下のとおりです。

新車から5年経過したハイラックスの残価率の例

型式グレード新車価格買取参考価格残価率
GUN125X302.5万円243万円80.3%
GUN125Z346.5万円266万円76.8%
GUN125Z ブラックラリーエディション365.5万円277万円75.8%
※いずれも2018年式

ピックアップトラックは流通量が極端に少ないため、新車から5年経過後も残価率は大きく下落せずに80%程度で取り引きされています。

トヨタ車だから残価率が高いわけではない

トヨタ車が要因で残価率が高いわけではない

残価率の高い車種は多くありますが、トヨタ車が要因で残価率が高いわけではありません。

クラウンやプリウス、アクアなどは路上で頻繁に見かける人気車種ですが、残価率は高くありません。

その他トヨタ車のおおよその残価率

車種名新車から3年経過時の残価率新車から5年経過時の残価率
クラウン50~60%45~55%
プリウス55~65%35~45%
アクア45~55%30~40%

上記のとおり、一般的な残価率に近い人気車種も多くあります。

クラウンを始めとしたセダンは人気が高くないため、残価率が低くなる傾向にあります。

そして、プリウスやアクアなどのハイブリッド車は新車価格が高めであるため、残価率は低くなる傾向にあります。

従って、以下の項目に該当する車種は、新車からの経過年数が長い場合でも高い残価率が期待できます。

  • SUVやミニバンなど人気のあるボディタイプである
  • ガソリン車である
  • 流通量が多すぎない

さらに車体ごとの残価率は、傷や凹み、走行距離など車の使用状態によって大きく変動します。

少しでも、高い残価率でリセールできるよう、愛車は大切に扱いましょう。